サムズ・アップでは珍しい吾妻さんのライヴに行って来た。第1部は吾妻トリオ+2 に中盤から急遽BSの山口三平が加わったセクステットの編成となった。時節柄、クリスマス・ソングが披露される一方で、カリプソとメントの名作カヴァー2連で南国ムードも醸しだすなどヴァラエティに富むのはいつも通り。過日のPMアベの中米訪問を受けて「トリニダード」では歌詞がパワーアップし、「ジャマイカ」では「箱根・芦ノ湖」に変換してしまうという痛快なローカライズに喝采を送る。
第2部は何と「ソウル・トレインのテーマ」で幕開け。第1部とは変わって、Leyona を中心としたショーの趣が強く、全体の流れからすると、やや違和感を感じるも、吾妻さんの熱望で実現した 「December」あたりからコラボらしくなってきた。彼女はどんなタイプの曲も歌えるシンガーだが、スタンダード・ナムバーではその力量が遺憾なく発揮される。吾妻デュエットの双頭をなす「サイレント・ジョージ」と「おもて寒いよね」が聴けたのも嬉しい。勿論、最後は十八番の「L.O.V.E」で締め括られた。
追)MCで言及されていた、ナット・キング・コールの日本語版「L.O.V.E」を YouTube で聴いてみたが、改めて米国ポピュラー音楽の素晴らしさに脱帽。
(1st Set)
01. Canadian Sunset
02. Love I Will Give My Life
03. Everybody Loves A Fat Man
04. Christmas With No One To Love
05. F.D.R In Trinidad (安倍さんトリニダートに行く)
06. Jamaica Is The Place To Go (箱根芦ノ湖に行こう)
07. The Dog The Cat And Me (俺とポチとタマ)
08. Boogie Beat Will Get You
(2nd Set)
01. The Sound Of Philadelphia (Soul Train Theme)
02. ワンちゃんのようにね
03. うた
04. 500マイル
05. December
06. Fly Me To The Moon
07. Dedicated To You
08. Silent George
09. おもて寒いよね (Baby,It's Cold Outside)
10. L.O.V.E
E1. 火事だ火事だ火事だ (Fire,Fire,Fire)
・吾妻光良 (Vo., G.)
・牧裕 (Bass)
・岡地曙裕 (Drs.)
・早崎詩生 (Pf)
・湯川治往 (Perc.)
・山口三平 (Bs.)
・Leyona (Vo.)