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Peter Barakan's LIVE MAGIC @ 恵比寿ガーデン・プレイス


昨年に引き続き LIVE MAGIC の Vol.2 が開催された。Peter Barakan の名前が冠されているとおり、この音楽フェスティヴァルはオーガナイザーの趣味が全面に出ていることもあり、お客さんはアーティストを聴きにくるのは勿論だが、まずはピーターに絶大な信頼感を抱いている方が殆どだろう。本当に音楽が好きな方が集まっているので会場の雰囲気も良い。そんなファンの期待に応えてステージの進行もピーターがアーティストを紹介する形になっているのが他の音楽フェスにはないスタイルだ。

■Oki Dub Ainu Band
彼らのライヴをホールで聴くのはおそらく今回が初めてだと思う。日本屈指の沼澤・中條のリディム・セクションに強烈な内田直之のダブが絶妙に重なり合い、静と動のメリハリのあるサウンドが実に刺激的だった。開演前、会場にランキン・タクシーの姿を見かけたが、期待通りスペシャル・ゲストとして登場し「誰にも見えない、匂いもない」を披露してくれた。この曲をバンド編成で聴くことができたのは嬉しい。



■I'm With Her
米国のルーツ音楽、特にブルーグラスを忠実にフォローしている米国の女性三人組。決して知名度の高いアーティストではないが、熱心な米国音楽ファンの暖かい声援に包まれて質の高いパフォーマンスを聴かせてくれた。ジム・クローチやジョン・ハイアットの曲を取り上げるなど年配層は思わず頬が緩む。米国の若い女性でもこんな音楽を演るバンドがいるのかと感心したが、盟友の"米国のパイカヌみたいだ"の迷言に妙に納得した。



■Gurrumul
彼の音楽は今回初めて接したが何とも不思議な雰囲気が漂っていた。風貌に似合わない優しい歌声は何となくポリネシアの音楽にも聴こえる。やはり出身が先住文化を持つオーストラリア北部のエルチョ島だからだろう。普通のギターをそのままサウスポーに持ち替えて弾く奏法と独特の音色は類型を見ない。まだまだ世界には未知の音楽があるのだ。



■Marewrew
アイヌの伝統的なウポポは実に魅力的な音楽である。プリミティヴな音楽(といって良いのか)の持つパワーが物凄く、メムバー自ら言うように目を閉じて聴いているとトランス状態を味わうことができる。以前、輪唱ウコウク、いわゆるアカペラのワークショップに参加したことがあるが、実際に声を出すとその魅力は倍増する。後半はオキも4人に加わり盛り上げてくれた。



■Tin Pan with 久保田麻琴 & 小坂忠
本来であれば、ポール・バレル & フレッド・タケット with ティン・パンとして登場するはずだったが、残念ながら来日が叶わず、急遽、久保田麻琴と小坂忠がスペシャル・ゲストとして参加することになった。ある年齢層には大きくアピールする面子なので、会場はこの日一番の混み具合だった。

パーマネントで活動しているユニットではないが、ひとたび音を出せばバンド全体から熱いグルーヴを発する。とにかく個々の存在感が大きく、オーラすら漂っていた。鈴木茂の予想外の歌の上手さと随所で聴かれたニュー・オーリンズ・テイストが印象に残った。来日できなかった二人と天国のローウェル・ジョージに捧げた「Dixie Chicken」の手慣れ感はさすがだったが、アンコールなしで、さらっと終演してしまったのにはやや物足りなさも感じた。

01. Queer Notions
02. 花いちもんめ
03. The House Of Blue Lights
04. ほうろう
05. 機関車
06. Dixie Chicken
07. バイ・バイ・ベイビー

■Jonathan Scales Fourchestra
スティール・パン、ドラムス、ベースの珍しい編成の三人組。ゴリゴリのファンクと浮遊するようなスティール・パンの音色の相性が妙に良い。スティール・パンのこんな使い方は初めて聴いたが、クールなのに熱いグルーヴに脱帽。



■Dayme Arocena
若さよりも貫禄を感じさせる若干22歳のキューバ出身のディーヴァ。キューバ音楽にジャズやゴスペルの要素を巧みに取り入れ、彼女ならではの世界を繰り広げていく。泥臭さよりも洗練されたサウンドは時折カサンドラ・ウィルスンの肌触りを感じた。インテリ層に好まれそうな音楽だが、MCで大声で笑う仕草は何とも庶民的だ。



今年も実に多様なアーティストをたっぷりと楽しむことができた。未知の音楽に出会う楽しさはやはり何物にも代えがたい。特に LIVE MAGIC ならではの質の高さがあれば尚更である。ピーターは来年も開催すると約束してくれたので、是非とも実現して欲しいと思う。多謝。







| paradise | 本日のLIVE V | comments(2) | trackbacks(0) |
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なんだかんだ言ってもやはり面白かったね。

とは、まるで朝霧の時のようなコメントですが、音楽的にはやはり今年の朝霧より正直面白かったな。

ピーターのセンスにはいつもながら脱帽です。

それにしてもOKI BUBはすごかったね。ライヴが録音されていたらすごいものが出来そうな感じ。いつか是非CD化して欲しいね。
| GAL | 2015/11/03 2:18 AM |

やや来日組が弱い感じは否めなかったけれど、LMでしか出会うことのできなかったアーティストばかりなので、知的好奇心は満たされましたね。きっと、ピーターは来年のライン・アップを今から考えているんじゃないかな。楽しみにしたいね。
| P&L | 2015/11/03 9:26 PM |










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