Paradise and Lunch

(What's So Funny 'Bout) Peace,Love and Understanding
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Hope and Desire / Susan Tedeschi
遅まきながらスーザン・テデスキーを聴いている。一聴して大先輩ボニー・レイットを想起させるヴォーカルだが、彼女ほどドスはきいていない。まあ、世代的に更に若いグレイス・ポッターもそうだが、白人女性でブルーズを目指すと、どうしても歌い方が似てくるものなのだろう。これは、演歌の世界も然りではある。
さて、2005年制作の本盤は全曲カヴァー曲で、レイ・チャールズ、ディラン、オーティスといった如何にもなクラシックスのオンパレードでオヤジ連中の心をしっかりと捉える。1曲目のストーンズの「You Got the Silver」あたりはアレンジに新味はないもののニヤリとさせる選曲だ。同曲の後半では、これまた一聴して夫君のギターと分かるスライドが耳に残る。実は本盤では夫婦ギター合戦を聴かせてくれるのかと思いきや、意外にも彼女はギターには触らずヴォーカルに専念している。このあたりは、プロデューサー、ジョー・ヘンリーの意向なのだろうか。いずれにしてもクラシック・マナーに則ったサウンドなので「発見」的な刺激は少ないが、安心して聴ける盤ではある。結構気に入っています。

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Raging Sand / Robert Plant, Alison Krauss
ロバート・プラントとアリソン・クラウスの異色コラボ盤である。ゼペリンの再結成にはそれ程反応を示さなかった方々にも比較的高い評価を得ていたので気になって購入してみた。彼女のことは良く知らなかったが、何でもカントリー界の歌姫だとか。今まで気が付かなかったが、実は映画「オー・ブラザー」のサントラで何度も聴いている声だった。そのサントラ盤同様、本盤もT-ボーン・バーネットのプロデュースだ。いかにもカントリー・ライクなクラウスのヴォーカルとプラントの抑制の効いた渋いヴォーカルは意外なほど相性が良い。全体的にアクースティックを基調としながらも、バーネットに加えマーク・リボーのギターも加わったことで、陰影に富んだ音像は実に魅力的。一筋縄ではいかないサウンドは単なるカントリーではなくオルタナティヴな響きすら感じられる。聴き込むごとに味わいが増す佳盤だ。
モノクロ写真をあしらったマットな手触りのデジ・パック・ジャケットも美しい。



アルバムには未収録だが、こんなカヴァー曲も…
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At This Time / Burt Bacharach
ボクが洋楽を聴きはじめた頃は、少し古いタイプのポピュラー音楽というイメージがあったバカラック。それから4分の1世紀、ボクの中で彼を大きく意識するようになったのは、ご同輩同様、98年のコステロとのコラボレーションが余りにも素晴らしかったからである。独特の美しいメロディ・ラインと如何にもA&Mなフリューゲル・ホーンの響きが何とも甘美で、何度も繰り返し聴き返したくなる秀盤であった。そんな中、彼の作品群を確りと聴いておきたいということで、Rhinoの3枚組ボックスを購入するに至る。そのようなロック側からアプローチするファンも多いと思われる御大の喜寿(2005年)に発表されたのが本盤だ。77歳にして新作をリリースしようというパワーに脱帽だが、楽曲の質の高さに圧倒される。コステロとのコラボ作と肌触りが似ており、コステロの他にルーファス・ウェインライトやドクター・ドレーなど広範囲からのゲスト参加があるが、サウンドは紛う方ないバカラック・ワールドだ。リリックは意外にもメッセージ色が強く、美し過ぎるメロディと相まって虚で始まった戦争に対して強烈な異議を提示している。
ところで、ジャケは事もあろうにジャージを召しているがこれまた意外。

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Texas Doghouse Blues / Earl Gilliam
今日もどんよりと曇りでエラく寒かったが、一時間ほど犬を散歩させてきた。帰宅してから本日もブルーズ箱を開封する。題して「テキサス犬小屋ブルーズ」だ。なかなかタイミングが良い。アール・ギリアムの名前は初めて聞くが、何でも50年近いキャリアを誇るヴェテランだそうで、何と本盤がファースト・アルバムだとか。最近の作品(2004年)なので、何となくジャケットに見覚えがあったが、ジャケ・デザイン自体はあまりブルーズっぽくなくても、主人公の顔は如何にもブルーズ・マン顔である。勿論、中身の方は流石に年輪を重ねただけあって実に深みのあるブルーズを聴かせてくれる。軽快なピアノと唸るようなオルガン、そして滋味深いヴォーカルが実に生き生きとしていて現役感がタップリある。成る程、毎週末地元の教会で演奏を続け、更にはジャケ写真に写っているガレージ(Doghouse)でセッションを重ねているとの事なので当然と言えば当然か。テキサスではこんな日常的な風景があるんだね。

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King Of The Blues - Entry 2 / Blind Blake
本日悪天の為、自宅でブルーズ基本講座を履修した。今回開封したのはブラインド・ブレイク。恥ずかしながら彼のアルバムをしっかりと聴くのは今回が初めてである。戦前のカントリー・ブルーズというと、どうしても、曲自体単調で似通った曲が多いという偏見があったのだが、彼の生み出すラグタイムを基調とした豊かなメロディとある意味洗練されたサウンドに完全に掴まれてしまった。勿論ヴァラエティに富むギターの技も実に魅力的で、ベースラインに思わず足でリズムを取ってしまう。
本盤にはライ・クーダーがカヴァーした"Police Dog Blues"や"Diddie Wa Diddie"の他、有山じゅんじの元ネタっぽい曲など代表曲20曲が収録されている。実に遅まきながらだが、キチンと聴く機会が持ててホント良かった。

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空洞です / ゆらゆら帝国
一度聞けば、まずは忘れない名前、ゆらゆら帝国。以前より気にはなっていたのだが、最近MMでも特集が組まれたこともあり、聴くチャンスをうかがっていたところ、レコファンの新着中古コーナーで運良く発見し、早速200円Offセールで捕獲してきた。成る程、聴いてみると事前に接していた各種レヴューで言及されているような「スカスカ感」が確かにある。しかし、音数の少ない音楽という点では他にもミニマル系で類型を聴いたことがある気がするので発見という感じはなかった。メロディは比較的分かりやすくポップな印象すらあるので聴き辛いことはない。ただ高揚感がないというか、引っ掛かりがない音が何となく垂れ流されて、いつにまにか曲が進んでいくという感じである。唯一「学校へ行ってきます」だけは尺八サイケデリックとでも言えそうな楽曲でエラク不穏な音が引っ掛かるが、全体を通して聴くとやはり「空洞」なサウンドなのだ。本盤を気持ち良く聴くか、退屈だと感じるかはリスナーの感受性というところか。
本盤のリリースに合わせてつい先日までライヴ・ツアーが行われていたようだが、「ライヴで盛り上がりそうな曲がない」(リーダーの坂本慎太郎:談)というライヴは一体どんな感じなのだろうか。

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One Man Band / James Taylor
ポール、ジョニに続く、「Hear Music」からの新作だ。当然 自作 「One Man Dog」 (1972年)をもじったであろうタイトルを冠した、文字通りの最新ワン・マン(正確には二人だが)ライヴである。
彼のライヴ盤といえば、2枚組の 「James Taylor (Live)」 (1993年)や、美しい映像に思わず目を奪われた、DVD作品 「Pull Over」 (2002年)など、作品数も意外に多く、ボクもまた愛聴してきた。本盤の基本的なセット・リストは諸作と似通っているので、正直あまり新鮮味はないのだが、つい手に取ってCDトレイにセットしてしまうのは、タイトル通りのシンプルな音造りに好感が持てることや、ある意味、何も変わらない居心地の良さを感じてしまうからか。
ところで、同梱されたDVDはCDと同じ音源だが曲間のMCがたっぷりと収録されている。ステージ上に大きなモニターが用意され、エピソードに関連した映像が映し出されるなど、結構見せる工夫がしてある。とは言え、字幕なしでは完全に理解できないところに不甲斐なさを感じるわけだが。
会場は歴史を感じるマサチューセッツ州コロニアル・シアター。観客はいかにもJTのファンというような、とてもリベラルな感じのアメリカ人たちだ。まあ、絶対に"物腫"を支持していないだろうな。ちなみに「Line'em Up」では歌詞通り、スクリーンに"肉損"が登場したり、"文○明"が登場して、失笑を買ってます。やはりCDだけでは伝わらないライヴの様子が分かるね。

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ハワイアン・クリスマス / 山内雄喜
今日は寒い。いきなり寒くなったものだから身体が適応できなくて喉が痛くなってきた。ヤバイ、風邪か。喉スプレーを買いに愛車のチャリでダウン・タウンに出てみると気の早いお店ではクリスマスのディスプレイが。そうか、もうこんな季節なんだ。
ということで、家に帰ってきてから、例のタハラ閉店セールの釣果を思い出して開封してみた。ボクは山内さんのCDは結構持っていて、いろいろな企画盤もあるが、本盤はスラック・キーで奏でるクリスマス・ソング集である。ポピュラーなクリスマス・ソングに加え、ワム、達郎、ジョン&ヨーコをセレクトしているあたり、ベタといえばそれまでだが、そこは山内さんの作品だけあって非常に高品位な仕上がりとなっている。スラック・キーのクリスマスものでは、今までウィンダム・ヒル系の 「Ki Ho'alu Christmas」 を愛聴してきたが、本盤がその座を奪いそうだ。制作年を見ると本盤の方が一年早い(1995年)ではないか。うん、やはりリスペクト謹製に間違いはない。

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Happy Hour / 藤田洋介と彼のミラクルトーンズ
長いことボクのウォント・リストに載っていたミラクルトーンズのアルバムをようやく入手した。彼らのライヴは何度か観ているが、ボス飯田の酔っ払いキャラが強烈なこともあり、愛すべき酔いどれバンドと捉えてきた。例えば彼らのライヴの十八番、「Willin'」でのルーズ・マナーな酔っ払いハーモニーなどは若輩バンドには出せない滋味があったし・・・。
そんな印象を持って本盤に接したのだが、意外にもギターをフィーチャーしたインスト・アルバムになっていた。成る程、バンド名義は「藤田洋介と彼のミラクルトーンズ」。荒野のギターマン洋ちゃんの初のリーダー・アルバムだったわけだ。
冒頭の曲は藤田の古くからの友人、長洲辰三の作品で少し肌触りの異なる曲だが、残りは、藤田作が4曲、飯田作が4曲と分業はしている。どの曲も流石に「夕焼け・オレカン仕込」だけあって、ザディコ、セカンド・ライン、テクサス、ルンバ、レゲエ、ハワイ、・・・と日本人離れしたバタ臭いテイストが満載だ。哀愁のあるとろけるようなスライド・ギターの音色に身を任せて聴いていると夢心地に。勿論、あの「Sleep Walk」も収録されているのでご安心を。

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The Circle Game / Joni Mitchell & James Taylor
トリビュート盤、ハンコック盤、ご本人の復帰盤と何やらジョニの話題に事欠かない今日この頃だが、今度は驚きの蔵出盤が登場した。1970年10月28日、ロイヤル・アルバート・ホールのライヴ盤、しかもかつての恋人ジェイムス・テイラーとの共演盤である。(何と、37年前の今日だ!)流石に古い音源なので、若干音は痩せてはいるが、しっかりと磨き上げられているので、聴き苦しいことは全くない。
全11曲中7曲がジョニの作品でジェイムス・テイラーがゲストという感じだろうか。「Clouds」から2曲、「Ladies of the Canyon」から3曲がセレクトされている他、収録時にはまだリリースされていない「Blue」(1971年)から、"Carey" と "California" の2曲がセレクトされている。

ジョニの最新復帰作ではその歌声に若干の荒さが指摘されてもいるようだが、本盤に記録された歌声はホントに透明感があって美しい。思えば初期のジョニの魅力のひとつはこの歌声でもあったわけだ。ジェイムスとのハモリも何ともいえずに暖かみがある。そして曲間のMCの喋り方も何とも初々しいのだ。やはりファンならこのあたりも聴きどころだろうか。いずれにしてもジョニとジェイムスの原点ともいえる、歴史的な瞬間が記録されている盤である。

ところで本盤は WOODSTOCK TAPES というレコード会社からリリースされた新譜だが、同社のことはネットで調べても良く分からなかった。デジパックの装丁は嬉しいのだが、曲目だけしか記していないのはどうしたことか。このような歴史的な音源をリリースすることは、資料的にも非常に意義のあることだが、だからこそ、もう少し丁寧なデータを付すのが使命だと思うのだが如何だろう。まあ、収録日と収録場所だけは記してあるからまだ良いか。



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