Paradise and Lunch

(What's So Funny 'Bout) Peace,Love and Understanding
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | - | - |
A Tribute to Joni Mitchell / V.A.
ジョニ・ミッチェルのトリビュート・アルバム。しかもノンサッチからのリリースということで流石に高品質なアルバムとなった。やはり彼女のトリビュートに参加するとなるとそれなりの面子が集まっている。カサンドラやコステロはカヴァー曲に関しては一家言あるアーティストだし、ビョーク、カエターノあたりは人選の妙と言ったところか。どれもオリジナル作品をしっかりと自身の解釈で消化し、カヴァー曲として極めて高い仕上がりとなっている。その中でもプリンスによる「A Case Of You」、アニー・レノックスによる「Ladies Of The Canyon」あたりが耳に残った。とは言えアルバム全体を繰り返し聴くと本当にどの楽曲も甲乙が付け難い。やはり参加アーティストの意気込みが違うのか、凡百のトリビュートとは一線を画す秀作になっている。ちなみに、デザインの品も良い 本盤の特設サイト では、ほんのサワリだけだがオリジナル作品との比較試聴がお手軽にできる。

| paradise | 本日のHEADPHONE III | comments(2) | trackbacks(0) |
Great Rock Classics of Our Time / Rod Stewart
パティに続くエントリじゃあまりにも分が悪すぎるか。
半年ほど前、レコ屋の店内で新譜がプレイされていたのだが、聴き覚えのあるメロディが何曲も続けて流れていた。オリジナルでないことは直ぐに分かったが、暫く聴いていたらそれがロッドのカヴァーであることは直ぐに察しがついた。かつてロッドは素晴らしいロック・ヴォーカリストではあったが、ブロンドにうつつを抜かすようになってからは多くのご同輩同様、全く興味を失っていた。しかし、セレクトされた曲は当時AT40の熱心なリスナーでもあったボクの琴線に触れるには十分だった。ただ、レジ横にディスプレイされていたジャケはあまりに格好悪くてとても新譜で購入するような代物ではなかったのだが。

実は奇しくもパティの新作を購入した日に格安中古コーナーで発見し捕獲してきたのが本盤である。あの時店頭で聴いた時はBGM的に聴いていたので気がつかなかったが、やはりこれはある意味「ジャケ音一致」のアルバムであると言わざるを得ない。パティのアルバムと比較するのはチト酷だとは思うが、カヴァーに対する考え方、というよりも音楽に対する姿勢が全く違う。何もけなす為にエントリーしても仕方がないが、本盤は「Great Rock」ではなく、単なる「ポピュラー音楽」だ。
やはり、ロッドはスタンダード曲をあまりにもカヴァーしすぎたか。
それにしても、同世代の二人が還暦過ぎて発表したカヴァー・アルバムがこれほどまでに対極にあるとは何とも複雑である。

| paradise | 本日のHEADPHONE III | comments(2) | trackbacks(0) |
Twelve / Patti Smith
世の中には数多のカヴァー・アルバムが存在するが、アーティストがどのような選曲をするのかと言うのも楽しみのひとつである。中には重箱の隅をつつくようなセレクトでリスナーの度肝を抜く場合もあるが、本盤でセレクトされたのはまさにロックの名曲中の名曲である。少なくともロックを確りと捉えてきた人間であれば誰もが耳タコで聴き、口ずさんできた歴史的な名曲群である。となると、彼女がどのようにカヴァーしているのかという厳しい批評にさらされるわけだが、恐らく彼女自身もこれらの楽曲を長い間愛聴してきたのだろう。全曲彼女自身によって見事なまでに消化され、彼女のオリジナル作品のように凛とした佇まいを見せている。無茶苦茶格好イイではないか。やはり昨年末に還暦を迎えたヴェテラン・ロッカーだけのことはある。
「カヴァーはオリジナルを超える "何か" がなければカヴァーする意味はない。」とは山下達郎氏が愛妻を叱咤した時の言葉だが、本盤は既にカヴァー・アルバムとしての風格を備えた作品となっている。流石である。

| paradise | 本日のHEADPHONE III | comments(0) | trackbacks(0) |
Nothing But the Water / Grace Potter & the Nocturnals
グレイス・ポッターの本盤を一聴してボニー・レイットを想起しない者はいないだろう。楽曲の構成からソウルフルなヴォーカルのカスレ具合まで実に良く似ている。当然、彼女は大先輩ボニーから大きな影響を受けていることは否定しないだろうが、常に言及されるのは本意ではないか。一方で同世代ノラ・ジョーンズあたりの肌触りに通じる曲があったりとこのあたりは基本的にブルーズに根差したサウンドを求めている限り致し方ないのかもしれない。全体的に70年代ロック・マナーに溢れたアルバムだが若々しいパフォーマンスはオヤジだけでなく世代を超えた層にアピールするはずだ。オフィシャル・サイトのライヴ音源などを聴いても、しっかりと伝統マナーを吸収して消化しているサウンドは既に貫禄すら感じられる。FRF07のステージは Field of Heaven が決定しているようだ。

| paradise | 本日のHEADPHONE III | comments(0) | trackbacks(0) |
Introducing Joss Stone / Joss Stone
デビュー・アルバム「The Soul Sessions」は硬派な方々にも絶賛され、日頃ソウルを熱心に聴いているわけでもないボクも思わず購入したが、そのソウルフルな歌唱には随分と驚いたものだ。ブラインド・テストだったら彼女が英国人の白人で、しかも16歳だなんて分からなかったはずだしね。
で、そのデビュー盤から4年。人間としても最も成長する時期に制作された、このサード・アルバムは以前より歌声が随分とエモーショナルになってきている。流石にカヴァー・アルバムではないのでクラシック・マナーなソウルよりも若干R&B(最近使われる用語としてのR&Bね)寄りになってきた感もあるが、ヒップ・ホップ・テイストもあくまでアクセント程度なので拙宅でも聴きやすい。しかし歌の節回しなんかホント見事だね。これだけの技巧はアリーサ・フランクリンかという程。
実はピース・マークを含むボディ・ペイントをあしらった肢体ジャケとFRF07の出演が決まったことで本盤購入に至ったが、フジではどのステージに出るのだろう。
とにかく、ジャケと言い、タイトルと言い、彼女の気迫が伝わる作品ではある。

| paradise | 本日のHEADPHONE III | comments(0) | trackbacks(1) |
Toad of Titicaca / Gurf Morlix
一昨年のバッファローの年末バーゲンで入手したガーフ・モーリックスのファースト・ソロ作(2000年)。不気味なジャケとタイトル(ティティカカのヒキガエル)なので一瞬中身が想像つきにくいが、カントリーやブルーズを基調にした典型的アメリカーナ・タイプのロックを聴かせてくれる。共作も含み全曲オリジナル作品でヴォーカルは決して上手いわけではないがなかなか味わい深く、ギターの音色にも滋味がある。もともとはオースティンを中心に地元サーキットで活動していたようだが、ルシンダ・ウィリアムスのプロデュースで注目された後はプロデュース業が多忙のようだ。
実は本盤の購入はイアン・マクレガンが全面的に参加していることがきっかけだったのだが、特に聴き込むまでにはいかなく何となくそのままCDの山に埋もれていた。今回来日するとのことで引っ張り出してみたらこれがなかなか良いではないか。最近は地元でも滅多にライヴは見れなくなったとのことだし、GWのサムズ・アップはチェックだと思うよ。

| paradise | 本日のHEADPHONE III | comments(3) | trackbacks(0) |
The Hustle / G.Love
G.Loveと言えば、1994年にブルーズの名門「Okeh Records」からのデビュー盤が鮮烈な印象を残し随分と愛聴したものだが、2枚目以降は着実に活動していたにも拘らず個人的にはなぜか興味が失せていた。その後、ジャック・ジョンスンとの交流が伝えられた時、彼に対して抱いていたイメージからすると随分と違和感を感じ、転向したのかと勝手に思い込んでいた。ところが調べてみたら元々はGラヴことギャレット・ダットンとジャック・ジョンスンとは「Philadelphonic」(1999年)で共演していたんだね。何のことはない、これはジャック・ジョンスンのブレーク前ではないか。失礼。
という訳でFRF07の出演も決まったことだし、久し振りに釣り上げてきた本盤はそのジャック・ジョンスン主宰の「Brushfire Records」に移籍した2004年作。本人名義だがバンドのメムバーはそのまま参加している。従来のローファイな感触はそのままにレゲエを加えたりサーフ系な音も加味したりと結構ヴァラエティに富む意欲作だ。ジャケに写るギャレット君も悪ガキ風でストリート感も十分ある。新作も間近らしいのでレモンと一緒に狙ってみるとしよう。

| paradise | 本日のHEADPHONE III | comments(1) | trackbacks(1) |
Same / Judee Sill
昨年末に紙鮭で再々リリースされたジュディ・シルの1stアルバム。
本盤はアサイラム・レコードの最初のアルバム(1971年 SD5050)であることは有名だが、実を言うと恥ずかしながら今回初めて手に取った。彼女はご承知の通り、不幸をすべて背負ってしまったような波乱万丈の人生を送ったわけだが、本盤で聴かれる楽曲のピュアな佇まいからはそのような厳しい人生を送ってきたとはちょっと想像が付き難い。本盤制作時が彼女の短い人生の中で最も穏やかだったからだろうか。透明感があって実に美しいアルバムだ。ボクは今まで聴き逃して来た時間の長さを後悔するように繰り返し聴いている。
成る程、ジム・オルークをはじめ次世代のアーティストにも愛され続けていることも納得である。因みに元アサイラムの同僚で同じく孤高のアーティスト故ウォーレン・ジーヴォンも本盤収録の美しい作品「Jesus Was A Cross Maker」を名作「Mutineer」(1995年)でカヴァーしている。


| paradise | 本日のHEADPHONE III | comments(2) | trackbacks(0) |
My Name Is Buddy / Ry Cooder
まず最初に聴いた印象は久し振りに初期のクーダーを彷彿とさせるような素朴なフォーク寄りのアルバムだなということ。ところが更に聴き込むとそれ以上にあらゆるタイプの音楽が濃密な仕掛けとともに収められており、ある意味彼の集大成的な作品であることに気が付いた。トラディショナル曲を再構築した作品集のような肌触りでありながら実はすべて彼の書き下ろしのオリジナル作品だ。そこには映画音楽家としての経験や異種ジャンルとの共演で会得したエッセンスが垣間見える。サポート・メンバーはご子息の他に盟友フラコ・ヒメネスやテリー&ボビー、ジム・ケルトナー、ヴァン・ダイク・パークスらお馴染みの面子にチーフタンズのパディ・モローニや御大ピート&マイク・シーガーが参加しており、サウンド的な安心感も十分。そうなのだ。ボクらはライ・クーダーのこんなアルバムを心待ちにしていたのだ。
更にジャケットの装丁が実に丁寧な造りでまさにノンサッチとライの良心を見るような仕上がりで所有する喜びを満たしてくれる。美しい絵本に全17話と全17曲のリリックが記されているので辞書を片手にじっくりと大切に聴いていきたい。早くも2007年のベスト・アルバム候補に推挙したい名盤の登場だ。

| paradise | 本日のHEADPHONE III | comments(4) | trackbacks(1) |
Nomad / Lotus
実に聴き易く気持ちの良いサウンドを奏でるロータスの2004年の作品。軽快なエレクトロニカを持ち前にしたジャム・バンドだが、実はそのサウンドを特徴付けているのは軽やかなギターの音色だ。決して自己主張するような強引さはなく、あくまでも抑制的でエレクトロニカの中に自然と溶け込んでいくようなスタイルを持つ。更にマン・ドライヴなドラムスとベースが凡百なアンビエントにはない体温を感じさせ生身のグルーヴ感を醸しだしている。単調そうでいながら随所に引っ掛かりが用意されたサウンドは意外に奥が深く、何度もセットしたくなるような魅力を持つ佳盤。


| paradise | 本日のHEADPHONE III | comments(0) | trackbacks(0) |


      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< April 2017 >>

このページの先頭へ